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煎茶と靴下、そして薬草

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イーゼル芸術工房/”音紡”茶摘み体験

このたびは有難うございました!
茶摘み体験は皆さまにとっていかがでしたか。
茶業は他の農業と同様に、自然との関わりの中で成立しています。
さらには地域の労働力や資源とが一体となって維持されています。
自然と私たち人間の営みの媒介しているのが農業と言えるかもしれません。

このたびのように皆さんが茶摘みに参加されることは、自然と生産者、そして生活の営みがトータルにつながった状況のように私は感じることが出来ました。
安全でおいしいと感じて頂けるお茶づくりへの想いを一層強く持つことが出来、心から感謝しております。

当日は茶葉の露を取り除き、すぐに蒸してから5つの工程で丁寧に揉み込み、水分を徐々に減らしながら、木綿針のように細くて光沢のある茶葉の形に仕上げました。ここまで要した時間は8時間でした。そして翌日、最終仕上げを行い、やっと完成です。
このように煎茶は複雑な作業工程を経て出来あがります。
イーゼル芸術工房/”音紡”茶摘み体験_d0194795_8523467.jpg

今回はイーゼル芸術工房の皆さんが来られて素敵な音楽を畑の中で奏でてくれました。
ミュージックという言葉は、音楽・舞踏・学術・文芸などを司るギリシャの女神ミューズに由来し、「ミューズの恩寵にあずかる人間の営み」を表すギリシャ語のム―シケーが語源であるそうです。音楽もお茶も私たちの営みを豊かにしてくれる点では共通します。
同時に人と人とのつながりを演出してくれる点でも音楽とお茶とは相性が良いと実感しました。
それらのことから連想して、今回のお茶を「音紡/OTOTSUMUGI」と命名させて頂きました。
イーゼル芸術工房/”音紡”茶摘み体験_d0194795_8571569.jpg

by thesenchatearoom | 2012-05-11 09:08 | event
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